私は九州出身で、学校の先生の紹介でプレシャスヘアへの入社を決めました。実は名古屋であと2社ほど候補があったのですが、決め手はオーナーが熱かったこと。良い意味でオーナーっぽくなく、一緒に働きたい、という気持ちをぶつけてくれたことが大きかったですね。この会社は、自分が興味を持ったことならなんでもチャレンジさせてくれます。私が今、ヘアショーに出る機会をいただけているのもそうです。頑張っている人を評価してくれるから「やってみよう!」と思えます。失敗を恐れるよりも経験してみたい!という思いで新しいことに挑戦し続けた結果が、今につながっているんです。
入社1年目、まだアシスタントだった頃、浴衣を来た女性が来店されました。別のお店でセットしてもらった夜会巻きがボロボロで直して欲しい、とのことでしたが、あいにくスタイリストは全員予約でいっぱい。店長に「お前ができるならやってみろ」と言われ、お客様に了解を得た後、お直しをさせていただき、とても喜んでいただきました。その後、セットの腕を認められ、社交ダンスパーティのセットをさせていただく機会をいただいたり、キャバクラの出張セットにお伺いしたりするうちに、サロンイベントのヘアショーにも店代表で出させてもらえるようになりました。客席で観ていた憧れのショーで、私のセットをすごいと言ってもらえた時は本当に感激しました!
私は、美容師という仕事が本当に好きなんです。ヘアメイクが好きでショーにも出させて頂いていますが、基本はずっと美容師でいたい、と思っています。アシスタント時代、なかなかシャンプーに合格できなかった時や、お客様を怒らせてしまった時は、美容師には向いていないんじゃないかと落ち込んだこともありました。それでも、お客様の笑顔を見たいという一心でここまでやって来ました。ショーでは観客の笑顔を作り出せているという実感もあります。お客様をいつも笑顔にしたいという気持ちと、美容師が好きという気持ち、これが私の仕事の原動力です。